こんにちは。

さて今回は。
電子タバコに使われる電流値、電線の太さ的にはどこまで許容できるのか、考えていきたいと思います。
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さて。

そもそも電線とは、まあ銅線を束ねたり、無垢の銅線を伸ばしたりして作られています。
許容電流は、電線の「太さ」で決まります。
太さの規格はまあちょっとありますが、電子タバコ業界というか一般的には、「AWG」というアメリカ~ンなワイヤーゲージ規格が使われています。
まあ、カンタル線などの太さ表記でもお馴染みのアレです。

AWGは、数字が多いほど細い、という特徴があります。
まあカンタル線などで馴染みがあるのは、例えば:
AWG24は、直径約0.5mm
AWG26は、直径約0.4mm
AWG28は、直径約0.32mm

て感じです。

Wikipediaによると、AWGは0000~0~40まであり、グラフでmmの直径をプロットすると、こんな感じです。
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まあ対数目盛にすると、偉く綺麗に並びます、つーか多分これ対数でプロットしてありますね、データ自体。
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で、特にテクニカルMODの場合、データシートに推奨AWGサイズが書かれてたりします。
DNA40だと・・・。
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DNA75だと・・・。
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まあテクニカルMODの場合、これを守ればOKですが。
FETMODとかの場合はどうでしょう。
 *ちなみに、「Maximum Size」は電流由来ではなく、パターンなどの機械強度的な限界値だと思います。

此処から先は、以下のサイトを参考にしています。
URL:http://www.mogami.com/paper/ampacity.html

まず、連続的に電流を流す時。
電子タバコ的シチュエーションだと、例えば充電用の線、とかですかね。
限界値は、こんな感じみたいです。
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まあグラフにすると、こんな感じ。
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電子タバコの場合、配線自体は少ないですが、狭い空間に押し込めがちなので、「束ね時」と「開放時」の「束ね時」寄りの感じで考えればよろしいかと。

まあ、、、流せませんね。
例えば0.2オームで3.6Vの電池使った場合、電流は18Aです。
束ね時で12ゲージ以下、開放時で16ゲージ以下の電線が必要です。
いやあ厳しい!。

でも、電子タバコは、せいぜい20秒くらいしか電気を流しません。
短時間の電気を流す時は、電線の発熱と許容量が変わってくるため、以下の計算式で算出できるみたいです。
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Iは電流値
Sが電線の太さ(AWG)
Tが時間(秒)
です。
 *まあこの式、100秒から1000秒程度で成り立つとのことですが、まあ数秒でも同じ式でいけると思っています。
 *論拠は、これ配線の発熱に関する式、だからです。

まあさらっとプロット。
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縦軸が電流、横軸が時間ね。
上からAWG10~26と並んでいます。

まあわかりづらいので、対数プロット。
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リアルな数字はこちら:
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まあ、概ね20番線で10秒時23AMAX、まあ通常使用であれば20番線以下であれば問題ないかもみたいな感じです。

まあ一般向けには。
FETMODなどで、使われている線がわかっている場合、以下の抵抗値が「限界」です。

追記:
これは裸銅線で、55度雰囲気での値です。
実際はMOD内の廃熱状況や、銅線皮膜の温度係数などで、より厳しい方向に傾く可能性があります。
あくまで保証値ではなく、裸銅線での最大値だと考えてください。
個人的には安全係数を見て、最大値の半分程度の抵抗値を最大とする運用をお勧めします。


シングルMOD(3.6V):
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2直列MOD(7.2V):
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電線を使っているMODで、CC!とかやらかす場合は、上記限界値も考慮してみて下さいな。

ちなみに、テクニカルMODの場合、特に低抵抗高出力設定時、電流が多く流れる可能性があります。
データシート上の表記遵守を、お勧めします。

以上、電線のお話、でした。